アトピーマニュアル1(はじめに)
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このマニュアルを最後までお読みいただければ、きっとステロイドに頼らずに今よりもアト ピーの症状を軽くすることができると思いますので、しばらくの間お付き合い ください。
早速ですが、皮膚科ってどこに行っても同じじゃないですか? どこに行ってもステロイドかプロトピックを渡されて 「これ塗って様子を見て、また来てください」
1週間後 「だいぶきれいになりましたね。じゃあまた同じ薬出しときますから。」 そして何回か通って薬が切れると体中真っ赤になってパンパン!
かゆくて、いたくて皮膚科に行くと 「じゃあもう少し強いステロイド出しときますから、切らさないように塗ってください。それから、かゆみ止めの飲み薬も出しときますから・・」
ところで、その後アトピーよくなりましたでしょうか? 私の場合は、どんどんひどくなってしまって、体中から生臭い液が流れ出してきて、ついには熱が下がらず、しばらく仕事にもいけなくなってしまったんです。
そこで、医者の治療に不信感と絶望を感じていた私は、もともと医学に興味があったこともあり、自分でステロイドや医者の治療方法、アトピーのメカニズムなどを調べはじめました。 そして、いろんな医学関連の本を読むうちに、ある方法にたどりつきました。 その方法によって、今では皮膚の症状はまったくなくなり、普通の肌を見分けが付かないところまで回復し、その後何年も経ちますが、炎症が出ることはなくなりました。
「そんなうまい方法があれば苦労しないよ!」 確かにそんなうまい話はないかもしれません。 アトピーはアレルギーが原因のひとつですが、私もアレルギー体質がなくなったわけではありません。今でも花粉の時期は鼻がガビガビになるほどの花粉症です。
「なぁーんだ、アトピー完治したわけじゃないんだ! がっかり!」 でも、皮膚の炎症やかゆみがなくなって、薬を塗らなくて良くて、単なる花粉症持ちならば、なんら健康な方と変わらないですよね? それに、 皮膚の症状がないのなら、「アトピー性皮膚炎」とは診断されません。
アレルギー体質を根本から治すのは、遺伝なども関係してくるので、実は医学的にもとても難しいそうです。 アトピーの民間療法というと「アレルギー体質を根本から治す」というアプローチが結構多いですよね。 このような方法は有効なものもあると思うのですが、はじめからあまりにも難題にチャレンジするので、皮膚の状態はいつまで経っても変わらず、途中で、挫折してしまうことが多いと思うのです。 そこで私は、まずは、 「ステロイドをできるだけ使わずに皮膚のかゆみと炎症を抑え」 その後、 「炎症が再発しないように皮膚を正常な状態に保ちながら」 その上で、ゆっくりと体質改善をしていくことにしたのです。
この方法を知っていただくことで、「医者の治療に満足できず、アトピーが治らなくて困っている方」のお役に立てるのではと思い、このようなマニュアルを作るにいたりました。
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